はじめに
どうも現役京大生ブロガーのえふです!
今回は京大理系国語の目標とすべき点数と対策法についててお伝えしていきます!
京大の国語は難しいという声をよく聞きます。けれど僕は京大国語はある対策すれば苦手な人でも行くと思ってます。
そこで今回は「苦手な人でも目指せ京大国語5割!」の京大理系国語対策をお伝えします!
僕が紹介するもの以外にも良い勉強法はたくさんあります!
そもそも大学受験における勉強法に絶対的正解はないですからね
受かったら正解
落ちたら失敗です
ただ僕は僕のやってきた勉強法に自信を持っているし、
何より地方の非進学校から京大を目指そうとする多くの受験生のモデルケースになるんじゃかと思っています
読んでくださっている受験生の皆さんの参考になれば嬉しいです!
皆さんも僕の記事を参考にして自分の勉強法を作っていってくださいね!
まとめ
- 京大国語5割はしっかり対策すれば誰でもいく
- 5割言ったら落とさないようにキープせよ
- 一般化とマニュアル化が大切
- 自分なりの京大国語対策マニュアルを作ろう!
そもそも対策は必要?
結論は最低限の対策を早めにしといてあとはキープ
多くの方々が言うように京大国語は点を伸ばしづらく、対策を頑張ってもコスパが悪いと思います。
国語で差がついたとしても精々20〜30点
数学で1問完答すればあっという間に逆転ですからね
とは言っても合格ギリギリの受験生の皆さんにとっては少しでも国語でも点数を伸ばしておきたいと思います。
僕は京大国語の点数を5割まで伸ばすのはそこまで難しくないんじゃないかなと思っています。
(少なくとも京大模試の点数では)
だから5割まで持っていってそこからは
パフォーマンスを落とさないように月2回90分測って京大国語の問題をとくようにするといいと思います。
目標点数
先ほど行った通り僕はきちんとした対策をすればほぼ誰でも京大国語で50点近く行くと思っているので
苦手な人の目標点数は5割の50点
国語が得意な人は6割目標でいいでしょう
ここで目標点は違うのですが対策方法は全く同じになります
何故対策法が全く同じなのに点数に差が出るかというと
これまでの積み重ねが京大国語においては大きな差になってくると考えられるからです。
高校以前に多くの本を読んできた人や、常日頃論理的に物事を考え発言している人は
必然的に与えられた文章に基づいて論理的な回答をかけるので点数が上がります。
こればっかりはいっときの受験勉強ではなかなか身につかないことなので潔く諦めるのがいいのかなと思っています。
しかしこれまで何度も言っているようにほぼ全ての京大受験生はきちんと対策を行えば50点近くの点数を取れるはず!
ここからは具体的に適切な京大理系国語の対策法をお伝えしていきます!
対策法
解く順番と時間配分
まずは基本的なところからいきます。
京大の理系国語は大問3題90分の試験です。
大問1と2が現代文。大問3が古文です。
僕のおすすめの解く順番は
大問3→2→1という順番で
時間配分は大問3に約25分、大問2に約30分、大問1に約35分です。
正直なところ1大問1と2の順番はどうでもいいのですが
大問3の古文は絶対に一番最初にやるのがいいと思います。
というのも京大の理系の古文は非常に分量が短く、短時間で終わらせやすく
それに加えて、できない時の見切りが付けやすいからです。
僕は評論系の古文は得意なのですがお話系(説話や貴族の話など)が苦手だったので
前者の場合は25分きっちり時間を使って考える
後者の場合は15〜20分で切り上げるというように見切りをつけていました。
一般化とマニュアル化
次の話は一般化とマニュアル化についてです。
この部分が僕の考える最適な京大理系国語の対策の肝となる部分です。
僕はこの2つのことを意識するようになってから国語の点数がぐんと上がりました!
ここでいう一般化とは一つ一つの問題の文章と問い、その解説からどの文章でも通用する問題の解き方を見つけることであり、
マニュアル化とは一般化した解き方をマニュアルとして一連のものにしてしまうことです。
一般化
一般化する過程において重要なことは一つ一つの文章にとらわれないようにすることです。
あなたがいくら京大模試や、過去問の文章を読んで問題を解き、完璧な回答を書けるようになったとしてもその努力は全くの無駄です。
あなたが受ける京大入試であなたが知っている文章が出ることはほぼないに等しいです。
そんなことをするよりも
〇〇の文章の時は理由説明問題が多い、
解答欄が広めの時は防戦部近くだけでなく文章全体から回答要素を拾ってこないと点数にならないなど
多くの問題に広く通用する対策をしていく方が効果的です。
ここで僕がかなり重宝していた一般化してある対策例を紹介します。
一般化の例(現代文)
京大の現代文の設問は大きく分けて2つに集約されます。(細かいニュアンスの違いなどはもちろんあるが今回は省略。)
- 〜とはどういうことだ
- 〜とあるがそれはなぜだ
の2つです。
「〜とはどういうことだ」の時は傍線部を/で区切ってその部分をわかりやすく言い換えている表現を文章中から探し当てはめていきます。
例を僕が受けた2021年度の京大入試を参考に見てみましょう。
(省略)彼の全教養をあげて、歌うべき思想内容と短歌定型律とに忠実たらんと努めている(省略)
岡井隆「韻と律」より
この部分であれば
彼/の/全教養/を/あげて、/歌うべき思想内容/と/短歌定型律/とに/忠実たらん/と/努めている/
というように分けて
彼とは誰なのか、全教養とは何に対するどのような教養のことなのか
というように全ての要素順番に文章中の他の箇所から引っ張ってきます。
「〜とあるがそれはなぜか」の時は〜の部分を『AはBである』のように読み替え、回答には「Aというのは〇〇であるためBであると言えるから。」のようにまとめる。
わかりやすく例を挙げると
「京都は良い街であるとあるがそれはなぜか」という設問であれば
Aが京都、Bが良い街となります。
そして回答は適当に書くと
「京都は日本古来の都であり古都と呼ぶに相応しく、寺や神社、重要文化財などが多く存在し、さらにはその街並みは美しく見るものを魅了するため良い街であると言えるから。」
となります。赤線の部分が理由に当たる部分ですね。
このような感じで京大国語全体に通用しそうなことを考えてストックしていました。
そしてストックしたそれらをうまく活用するために次に紹介するようなマニュアルを作成し問題を解くたびこれに従って解いていました。
マニュアル化

ここからは僕が実際に京大入試本番でも使ったマニュアルを紹介します!
大きく分けて
- 京大理系国語全体に関するマニュアル
- 古文に関するマニュアル
- 現代文に関するマニュアル
の3つのマニュアルがあります。
順番に見ていきましょう!
全体
- 大問3→2→1の順でとく
- 書ける時間はそれぞれ大体35分→30分→25分
- 完璧な回答を目指さず全ての設問で6割(得意な人は7割)の回答を目指す
古文
- 通読
- 設問を読む
- 点数が取れそうか否かを判断する
3で点数が取れそうと判断したら20分かけてしっかりとく
取れなさそうと判断したら10分でわかる範囲の回答を作って現代文に時間を回す
現代語訳の問題
- /を引いて文を分ける
- 順番を変えず置き換えていく
- 「補って現代語訳しなさい」の時は主語か話題を補う
説明問題の時
「〜とはどういうことを言ったものか」のときは/で区切って言い換える
「〜とあるがそれはなぜか」のときは先ほど紹介した「AはBである」の構文を使って回答を作る。
和歌に関する問題の時
5・7・5・7・7に分けたあと句切れを探す
(終止形、命令形、係り結び、終助詞など)
現代文
- 通読
- 設問を読む
- 下書きスペースに回答に使えそうなものを全部書く
- 5W1Hの質問を下書きの文章にして足りないものを補う
- もう一度設問を読み聞かれていることにきちんと答えられているかを確認
- 清書
- 誤字脱字、主語の抜け、文末表現を確認
現代文で最も大切なことは聞かれていることにきちんと答えること!
これを確実にするために設問を確認する工程を2回入れてました
さいごに
いかがだったでしょうか!
今回は本気で京大を受験する人なら誰でも京大4〜5割取れる方法についてお伝えしてきました!
国語が得意な人なら6割代も決して夢じゃありません!
ぜひ皆さんも今回の記事を参考にして京大国語の対策を一般化・マニュアル化してみてください!
プロフィール
えふといいます。
いたって普通の家に生まれ育ち家に一番近い小学校、中学校に通う
偏差値50の地方公立高校に通い高2の時に担任の一言から京都大学を目指しはじめ見事現役で京都大学総合人間学部に合格
自らの体験を自分と同じように地方で1人頑張る京大受験生に伝えたい!
地方受験生にインターネットを通じて情報を発信し地方が不利な状況を改善したい
と思いブログで勉強法や模試の成績などを公開しています。
今後は書評や京大生日記なども書いていくつもりです。
大学在学中に小学生からおじいちゃんおばあちゃんまで年齢身分関係なく1つの社会問題について議論する場を作る事業を立ち上げるため現在勉強しています!
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